Round−5・後編
今日は直人が来てんだけど。
受験勉強を口実にオレの部屋で遊ぶはずだったのに、直人のバカがバナナジュースに釣られて、図らずも午前中みっちり勉強をしてしまった。
オレは何となく和也さんの思惑にはまったような感じがして、それが気に入らねぇ・・・。
午後からは口出し出来ないように、ここは昼メシのオムライスで黙らせてやるぜ!
けど、テーブルにはまだ料理は乗っていない。直人が待ってんのに・・・。
「遅せぇなー!和也さん、まだかよ!出来てから呼べよ!!」
「うっわっ!明良、和也さんに強気だなぁ!」
直人が驚いたようにオレを見ている。
フッ・・・いくらオレの教育係といっても、一方的にやられてばかりじゃないところもしっかり見せ付けておく。
「ごめんね、少し手間取って・・・」
ごめんねと言う割には、しれっと澄ました顔で和也さんが料理を運んで来た。
これも態度的にはムカつくが、一応謝罪の言葉付きなので許してやることにする。
まずは大皿に盛られたサラダ・・・。
「何だよ!!これ!!」
「わあぁっっ!!花だ!!花が咲いてる!!」
「どこが手間取ってんだよ!このサラダ、朝の使い回しじゃんか!!」
薄くスライスしたトマトの輪切りの中央に茹でたカリフラワーとブロッコリーを・・・寸部違わず同じじゃねぇか!
!違うのは皿の大きさだけだ!!
「嫌なら食べなきゃいいでしょう」
「そうだ!そうだ!文句言うなら食うなよ!明良の分は、俺が食ってやる!」
直人の野郎!食い物のある方につきやがって!!
朝のスープの時と同じに、オレのクレームを和也さんは全く無視して料理を並べていく。
くっそう・・・直人が食べてないからって、これは手抜きだ!いや、わざとだ!!
クソ意地悪いぜ!!・・・見てろよ。
「直人君、お待たせいたしました。さぁ、どうぞ」
「綺麗だなぁ!サラダ!!美味そうだなぁ!オムライス!!いっただき・まーすっ!!」
「いちいちうるせぇぞ!直人!!・・・いただきますっ!!」
テーブルの中央には朝の使いまわしのサラダ。
昼はちゃんとスープが付いてる。ベーコンと白菜のコンソメスープ。
そして、オムライス!
さっそくスプーンでオムライスの真ん中をサクリと割る。
―中から半熟卵の黄身がふわりと流れてチキンライスに絡まった―
ちっ!オレのは成功だ・・・。
「わーっ、オムライスうまそー・・・」
「・・・お前、何で食わねぇの?」
直人がオムライスを前に、右手にスプーン、左手にフォークを持ったまま交互にオレと和也さんを見ている。
「食うよ!・・・俺、サラダから食いたいんだけどさ、どう取っていいかわかんねぇ。
あんまり綺麗に盛り付けてあるからさ・・・」
「何だ、そんなことか。普通に取ればいいんだって、普通に・・・オレが見本を見せてやるぜ!」
朝と同じようにスライストマトをこそぎ取って、盛り付けをぐちゃぐちゃにしてやる!
トマトにフォークを突き刺そうとした瞬間、ベシッ!!
手を叩(はた)かれる。弾みで、握っていたフォークがカチャーンと弾け飛んだ。
「何すんだ!」
「直人君が先でしょう」
「取り方がわかんねぇっていうから、オレが取って見せてやるんじゃねぇか!」
「直人君、明良君の言うように普通に取ればいいんだよ。
でも最初は取りにくいかもしれないね、私が取ってあげる」
じゃあオレが最初に取ったっていいじゃんか!
「こうしてトマトを下から一枚ずつ抜くように取って・・・。
仕方ないな、明良君のも一緒に取ってあげるから、取り皿貸して」
頼んでねえっ!!
「明良、フォーク落としてるぜ」
直人が床に落ちたフォークを、Tシャツの裾で拭きながら渡してくれた。・・・よけい汚くね?
まっ、いいか。サラダの取り分けに夢中の和也さんのフォークと交換しておく。
直人とオレにサラダが行渡って、残った大皿のサラダは和也さんが取り分けたところだけ花びらが散っているように見えた。
・・・あれ?サラダを食べようとして気が付いた。ドレッシングが変わってる。
朝はフレンチドレッシングだったけど、これ和也さん手作りのクリーミードレッシングだ。
マヨネーズほどコッテリとはしてなくて、まろやかな味だからいくらでも野菜が食える。
・・・って言ったら、一週間続いたやつだ。久々作ったんだな。
「明良!サラダうめぇよ!俺は毎日でもいいよ、和也さん!
それにこのドレッシングだと、いくらでも野菜が食えるし!」
「あははっ・・・どこかで聞いたセリフだね。また聞けるとは思わなかったよ」
・・・直人、お前もうしゃべんなよ・・・。こいつがこんなに疲れる奴だったとは思わなかったぜ。
しかも後生大事にオムライスは横において、サラダばっかりパクついている。
「直人、お前まだオムライス手もつけてないじゃん。さっさと食って部屋へ行こうぜ。
そら、こうして真ん中から割るんだ!」
バスッ!とスプーンで真っ二つにする。
―中から半熟卵の黄身がふわりと流れて・・・―
これも成功か!ちぇっ!と、舌打ちをしたところで頭に衝撃が来た。
バシコーンッ!!
「痛ってええぇ!!何しゃがんだー!直人!!いてっ・・てめぇ・・」
「それはこっちのセリフだー!!俺のオムライスだぞ!!俺がしようと思ってたのにぃぃ!!」
こいつ、歳いくつだ!?なおも掴み掛かってくる直人に、オレも本気で応戦する!
「お前がさっさと食わねぇからだろ!だいだい後にとっとくなんて貧乏くせぇことすんな!」
腰払いで床に投げ捨てて、コノヤロ!コノヤロ!と尻をげしげし蹴り倒してやった。
「痛てっ!痛てっ!どんな食い方したって俺の自由だろ!お前にとやかく言われる筋合いはねぇ!!
・・・てか、卑怯だぞ!まだ痛いのに、尻狙うなー!!」
「弱点を狙うのはケンカの必勝法・・・グエェッ!!く・・首が!!」
和也さんに後ろから手荒くトレーナーを引っ張られて首が絞まる・・・いつまで経っても乱暴なのはどっちだー!!
そのまま引き摺られるようにして席に戻された。
「食事中でしょう。本当に君たちは・・・」
「俺のオムライスなのに!」
「取ったわけじゃねえじゃん!」
「直人君は、私のと交換してあげるから。明良君も、人の物に手を出すからでしょう。
直人君が怒るのも当然だよ」
再度、手付かずのオムライスが直人の前に置かれた。
三個目だ・・・。
もとが和也さんのだから、出来損ないの確率としたらこれが一番高い。
「エヘヘッ、スプーンで真ん中をサクリ!だよな、明良!」
「思いっきり、ザクッといけよ!」
「とうっ!!」
直人の掛け声とともに、オムライスの真ん中がパカッと割れた。
「わああああっ!流れてる!・・・んで、この絡まったところをバクッ!・・・うっめええぇー!!」
「ちくしょおーっ!そんなわけあるかぁ!!絶対練習してただろー!!」
和也さんはオレたちの騒ぎ声にも、穏やかに笑っているばかりだった。
直人がいるから少々騒がしくても大目に見てくれているのかな・・・と、一瞬思ったけど。
ありありとその顔に、優越感が漂ってんだよ!!
昼メシが終わって、午後からまたオレの部屋で勉強を始める。
結局オムライスは三個とも和也さんの成功で、黙らすどころかますます口出しに拍車を掛けてしまった。
「直人君、式を展開する基本は、文字因数の同じものをまとめられるものはまとめておくこと。
文字因数、例えば−Xと+5Xは同じだけど、3Xの二乗は違う、そういう区別をきちんと理解することが大切なんだよ。
そうするとこれは(X−4)(X+7)=・・・」
「えっとぉ・・・Xの二乗+7X−4X−28・・・=Xの二乗+3X−28」
「そうだね。簡単なようだけどこの基本問題を出来るだけたくさんして、引っ掛かりがなくなったら次は分数を交えてしてみようね」
ふわあぁぁっ・・・退屈。
和也さんがさっきから30分以上も直人に付きっきりで居座ってるから、話し掛けることも出来ねぇ・・・。
「吸い込まれそうなあくびだね。明良君は進んでいるの?」
「進んでるも何も、終わりなんてねぇじゃん!延々と書き取りしてんだぜ!」
最近はずっとだ。漢字なんて携帯で検索すりゃ一発だし、熟語だって同じだぜ。
それにもうパソコンの時代じゃん。手書きでなんて書かねぇよ。
「漢字や熟語の意味を勉強して、読みやすい字が書けて。
その基本が出来ているのと出来ていないのとでは、同じように携帯やパソコンを使っていても歴然とした差が出るよ」
「どこが?・・・そんなの同じじゃん」
「出来ていなくても使えるのが機能だけど、出来ていればなお便利に使えるのが機能だよ。
検索ひとつにしても、知っているところから探すのと全く知らないで手当たり次第に探すのとでは、全然違うでしょう」
・・・そりゃそうだけどさ。
数学が出来なかった頃は、国語が一番点数良かったんだけどな。
―毎日漫画の本読んでるだけあって、国語はましだね―
そんなイヤミもよく言われたんだけどなぁ・・・。
机に頬杖をつきながら、独り言のようにしゃべっていたら、
「他が悪過ぎただけでしょう。けして国語の点数が良かったとは言えないね」
背中からミもフタもない言葉が返って来た。
・・・・・・・誰も和也さんに言ってねぇよ。
いい加減書き取りばかりでうんざりしているところに、さらにイライラが倍増する。
それにどうせ直人も和也さんと一緒に笑っていると思うと、よけい腹が立った。
「うるせぇな!オレは独り言しゃべってんだ!」
腹立ち紛れに握っていたシャーペンを投げ捨てて二人の方を振り返ると、直人は自分の勉強に一生懸命で黙々と計算問題をしていた。
直人のことだから、また笑ってからかってくると思ったんだけどな。
何だか拍子抜けしてしまった。
そう言えば、そろそろオレたちの高校進学がクラスでも話題になってきた頃、
―俺、もう少し数学頑張らねぇと、明良と同じ高校受けられないから―
みたいなことを言ってたけど・・・。
和也さんはずっと直人のノートを見ていて、直人の手が止まると説明を繰り返していた。
直人の方が集中力あんのかも・・・ひょっとしたら同じ高校行けなくなるのは、オレの方かもしれねぇじゃん・・・。
投げ捨てたシャーペンを拾って、書き取りの続きをする。
和也さんが部屋を出て行っても、直人もオレもそれぞれに自分の勉強に没頭した。
名目どころか、正真正銘の受験勉強だったりする・・・。
「出来たぁ!!」
いきなり直人が教科書を放り投げた。
「基本問題30問と応用問題10問。これが出来たら休憩しておやつにしようねって、和也さんが・・・」
嬉しそうな顔しやがって・・・。こいつの今までの頑張りは、やっぱり食い物だったのか。
そんな直人待望のおやつは・・・・・・柿!?
「何だよ!!これ!!」
「わあぁっっ!!柿だ!!初物の柿だぁ!!」
朝も食べたやつじゃん!!何で同じのばっか出すんだよ!!
「俺、柿大好き!いただきまーす!」
さっそく美味そうにバクバク食べる直人を和也さんは満足そうに見ているけど、オレは朝も食べたのに・・・。
―嫌なら食べなきゃいいでしょう―
オレは食わねぇぞ!おお、食ってやるもんか!
「明良、明良」
ブッ!
「・・・おいっ」
ブッブッ・・!
直人がオレの顔めがけて柿の種を飛ばして来るんだけど・・・。
「直人!!汚ねぇな!!唾も一緒に飛んでんだよ!!」
「柿の種ってでっかいからな。けどよく飛ぶよな、おっもしれぇ!もういっちょ・・・」
何がもういっちょうだ!!
「オレも!いっただきます!」
あっ・・・・・・種を手に入れるべく柿を食べんだぜ!?
それからひとしきり、柿を食べては種飛ばしで盛り上がって・・・。
和也さんはそんなオレたちを満足そうな表情は変わらないままに、ただ黙って見ているばかりだった。
柿を食った後は、直人が和也さんと午前中にしたところのおさらいを、オレも一緒にする。
「・・・これと、後ここの練習問題コピーしておいたから。ところどころ変な落書きがあるけど、それは気にしないでね。
少しずつでいいから毎日すること。わからないところはお兄さんに聞いてね」
ひと通り復習が終わると、直人は三十枚ほどプリントの宿題まで出されて・・・ところどころ変な落書き?
オレがしてた問題集だ。そこから抜粋したようだけど、いつの間にコピーしたんだよ。
コピーは別にいいんだけどさ・・・オレの机の物を勝手に触んなって話だ!
「直人、晩メシ食ってから帰れよ」
そろそろ帰り支度を始めている直人に、引き留め工作をする。
あれだけ和也さんの食い物に釣られたんだから、絶対うん!って言うと思ってたんだけど・・・。
「え〜っ、俺も和也さんの晩メシ食いたいけどさぁ・・・。
勉強ちゃんと教えてもらって美味しいものもたくさん食べさせてもらって、ここで遅く帰ったら俺そんなこと親父たちに言えなくなるじゃん」
意外な直人の優等生発言。
「そう。じゃあ次は泊まりにいらっしゃい。私からも君のご家族の方にお願いしておいてあげるから」
「うんっ!」
「目上の人には‘はい’でしょう」
「はいっ!」
「よろしい」
最後に言葉使いを注意されて、そうだよな優等生の直人なんてらしくねぇや!
・・・オレには注意っていうより、何度口ひねられたかわかんねぇぜ。
和也さんが直人を駅まで送るというので、見送りがてらオレも同行する。
案の定、マンションの駐車場でまた直人のわめき声が響いた。
「外車だ!外車!左ハンドルだー!!兄ちゃんの中古とダンチ(段違い)だ!!」
子供のように喜ぶ直人のために、助手席を譲ってやることにする。
「行きを直人君で帰りは明良君、何も揉めることはないでしょう。
どうして君たちはそうひとつひとつ・・・」
・・・余計な仲裁もあったけど。
「ちっとも揺れないし、乗り心地いいなぁ。
・・・・・・俺、今日は勉強ばっかしてたのに、すっごい楽しかった」
「そうだな、またしようぜ勉強会。次は泊まりな。和也さんも言ってたし」
「うん、楽しみー。何だか俺さぁ、兄ちゃんが二人いるみたいだ。
和也さんて、兄ちゃんみたいだよな」
最寄りの駅に着いて、直人を降ろす。
助手席で盛んに乗り心地がいいとはしゃいでいた直人は、あっという間に着いて少し残念そうだった。
帰りはオレが助手席。
会社に行く時は後部座席だから、オレだって休みの日ぐらいでそんなに助手席に乗れるわけじゃない。
・・・けど、座席にさえこだわらなければオレはいつも乗ってんだよね。
残念そうな直人の顔が思い浮かんで、ちょっと後悔。
「・・・直人さぁ、どうせ送るなら家まで送ってやればよかったんじゃねぇの?」
「どうして?」
「どうしてって・・・そんなに遠くないだろ、二駅なんだから。それに・・・車乗ってんの、楽しそうだったじゃん」
和也さんだってすっかり直人に懐かれて、同調してくれるとばかり思っていたのに・・・。
「まだこの時間だよ。電車で充分でしょう。学生の君たちに送り迎えは必要ありません」
いきなりグンッと、車外の景色が後ろに流れた。
車が一気に加速する。
そう言えばオレも会社の送迎と食料品の買出し以外は、あまり乗せてもらったことがないな。
遅くなっても迎えに来てもらったこともないし・・・。
運転中の和也さんの横顔をチラッと見る。
―和也さんて兄ちゃんみたいだよな―
直人はそう言うけど、そうかな・・・。
兄ちゃんだったらそんな割り切ったこと言わねぇし、しないんじゃないの。
前方を見つめる和也さんの横顔に、ふと、オレ何でこの人と一緒に居るんだろうって思った。
「何?」
和也さんがオレの視線に気付いたのか、前方からは目は離さずに聞いて来た。
「・・・オレ、何で和也さんと居んの?」
車は高速道路に入るようだった。減速してゲート(ETC専用=ノンストップ自動料金支払システム)のようなところを通る。
マンションに帰る道とは全く方向違いだ。
「マンションに帰るんじゃねぇの?どこ行くんだよ!?」
思わず慌てる。時々和也さんは、何にも言わずにオレを引きずり回すからな・・・。
「ドライブだよ」
「ドライブ?いまから?」
「少しくらい夕食が遅れても大丈夫でしょう。あれだけ柿食べたんだから」
和也さんが剥く端から、直人と種飛ばしながら二人で5〜6個は食べたな。
「いいけどさ・・・行くなら行くって言えよ!」
「あぁ、ごめんね。急遽決定しました。直人君が泊まりに来た時のために、下調べだよ」
「直人も、ドライブに連れて行ってくれんの!!」
再び車が加速する。
日が暮れて対向車のヘッドライトの光の波が、すれ違いざま突き抜けて行く。
「別に、私じゃなくてもいいんだよ」
不意に和也さんが、話を戻した。
「えっ?あっ、さっきのこと・・・」
オレはそんなつもりで言ったんじゃないんだけどな。
「これは個人のことじゃなくて、会社のことだからね。私がダメなら、橋本さんに代わろうか。
彼のところならちょうど子供もいるし、明良君にはいいかも知れないね」
ちょっと待てよ!!橋本のおやじなんて、まっぴらだ!!
「後は長尾さん、進藤さんくらい・・・」
話がとんでもない方向へ行っている。何であの二人が出てくんだよ!
冗談なのか、本気なのか、運転中の和也さんの表情は真剣なのでわからない。
しかし、ここは万に一つ和也さんが親父に余計なことを言って、オレの教育係が代わるようなことがあったら大変だ。
代わるとなると、橋本さんたちの誰かだよな。
杉野さんなら、いいんだけどな!・・・・・・まず有り得ねぇ、オレでもわかるぜ。
とにかく、阻止!!!
「何で橋本さんたちが出てくんだよ!オレ何も言ってないじゃん!勝手に解釈すんなよ!!
・・・あんまり変なこと親父に言うなよな!!」
「そう」
オレの必死の訴えに、返って来たのはいつもの澄ました返事ひと言だけだった。
だけど誤解すんなよ、和也さんがいいってわけじゃないぜ!他が悪過ぎるんだ!!
内容は違うけど、ああこういうことなんだと、昼間言われたことを思い出してひとり納得する。
ハイウェイ、和也さんが深くアクセルを踏み込むと、オレンジ色の外灯が一本線のように連なって、直線は一気だ!
大きくハンドルを切れば、車体がググーッとカーブしてちょっとジェットコースター気分。
前を遮るもののない助手席は、やっぱ最高だぜ!!
高速道路のドライブもいいな!さっそく直人に言ってやろう。
もちろん、助手席は譲れねぇけどさ!
※ コメント
吉田直人訪問編。後編です。後編の前半はオムライスです。
和也さん、澄ました顔をしながらも、きっちりオムライスの練習を重ねていた様子です(笑)
後半は明良も直人も一緒くたに、久々の教育係的な一面です。
最後に少し、明良が和也との関係の核心に触れましたが、
―・・・オレ、何で和也さんと居んの?―
そこはあっさり和也にかわされてしまいます。
橋本、長尾、進藤、天敵を並べられて、明良は疑問に思ったことなど吹っ飛んでしまいました(笑)
杉野遼二、名前だけは出て来たものの、明良にさえあてにされていませんでした^^;
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